村田の酒蔵から続く母方三百年、庄内の侍から雪の苗穂へ渡った父方、そして義雄と光子の三人の息子たちが生きる現代。三つの流れは、義雄と光子のもとで一つに出会います。ここは、その三冊をまとめて読める、家族のためのページです。
村田の酒「乾坤一」に発し、仙台の呉服商、天文書の訳者・大沼十太郎、月に名を残した平山清次、石を究めた祖父・池上茂雄――母・光子へと続く三百年。
幕末の成澤勘左エ門に始まり、婿養子で家をつなぎ、雪の苗穂で八人きょうだいを育てた甚佐久とかちゑ――その七男が、父・義雄。庄内の侍から北の大地への物語。
二人の英語教師のもとに育った三兄弟。住まいの遍歴、揺れた日々(地震)、茶子が来た日、金婚式、小岩への引越し――折々の家族の記録。